自分の場合もう10年以上ゴッドハンドのアルティメットニッパーを買い替えながら使い続けているのですが
アルティメットニッパーよりもさらに薄い「”超”超極薄片刃」となっているライトニングニッパーを試してみました。
こちらは公式の先行販売版となっていて価格は7,150円です。

セット内容は本体とニッパーキャップのみ。
グリップはブルーではなくブラックになっています。

少し前に買い替えたアルティメットニッパーと比較。
サイズ感はアルティメットと変わりません。構造も同じ片刃式のプラスチック専用ニッパーとなっています。
全長は120mm、重さは約60gほど。
グリップはしっとりとした質感で滑りにくい物です。

今回はアルティメットよりさらに刃を薄くしたらしく、さらに慎重な取り扱いが求められるニッパーとなっていました。
注意書きを読むと今までのようにカット時に捻ったりする事は厳禁ですし
・対応する太さはΦ1.5mmまで
・クリア系の硬い樹脂は使用不可
と書かれています。


刃のアップ。使う時は先端でカットせず出来るだけ根本の方で切るようにします。

もちろん精度は良好で先端から根本までピッタリと合います。




アルティメットと刃の比較。
刃の反対側根などはさほど厚みに差が無いように見えますが、刃部分はさらに削られ薄く仕上げられているのが分かります。
刃部分はデザインナイフ並の薄さに見えるので確かにカットする時間違って捻ったりするとすぐ折れてしまいそうですし
落下などにも今まで以上に気を使う必要がありそうです。


1mmプラ棒をカットしてみました。
アルティメットは2ヶ月ぐらい前に買い替えたばかりなのでほとんど切れ味は落ちていないと思います。
どちらもほとんど白化せず美しくカットする事ができます。

次はガンプラのランナーで試してみます。
2度切りはせず1度でカットしてみました。


こちらもぬるっと刃が入り静かにプツンと切る事が出来ます。
1度でカットすると多少白化はしますがどちらもかなり綺麗には切れます。


プラ棒切りやパーツの1度切りだと大差ない印象でしたが、一番変わったと感じるのが
カットした部分の少し盛り上がったゲート跡などを処理する時や、多少ゲートを残してカットしてから
まな板刃をパーツに当てて削ぐようにカットする方法をする場合で
この場合刃の薄さが効いてきて新品のデザインナイフでちょっとしたゲートの出っ張りを削ぐ感覚でカットする事が出来ます。


公式に書いてある通り、デザインナイフで削ぐ感覚で滑らかかつパーツギリギリまで美しくカットして処理する事が出来ました。

以上ゴッドハンド ライトニングニッパーでした。
アルティメットと同じく片刃式のニッパーでぬるっと刃が入り静かにパーツを切り離す事が出来る切れ味抜群のニッパーです。
普通に使う分にはアルティメットとそこまで変わらない印象だったのですが
デザインナイフを当てるような感覚で削ぐようにして使う場合、刃の薄さが効いてくるのかかなり美しく仕上げる事が出来ました。
ただ繊細なアルティメットよりさらに刃が薄くなっているのでカットする対象のゲートの太さや硬さに気をつける他、
無理な力を加えないなど取り扱いには細心の注意を払う必要がありそうです。