S.H.フィギュアーツ 斎藤一のレビューです。
全身。剣心は普通より小柄でしたが、こちらは全高約165mmと平均的なSHFより大きめ。体格は原作通り細身で、パリッとした警官服もイメージ通り再現。
顔。再現が難しそうな、4本の触覚のような前髪が垂れた独特な髪形もなかなか上手く造形されていて、あまり違和感なかったです。
顔自体も細長い輪郭や細い目、こけた頬など特徴を捉えており再現度は概ね良好。
別表情の食いしばり顔。
こちらも更に鋭くなった目つきや口の形などよく出来てて特に問題なし。なお髪型の都合か、表情の交換は下に引き抜くやり方で、前髪を破損しないよう普段より注意が必要。
別表情の叫び顔。
アップだと唇がちょっと気になりますが実物では気にならないレベルでこちらも概ね出来は良好。
別表情のニヤリ顔。
こちらは斎藤らしいニヒルな笑顔。別表情は3種と最近にしてはやや少なめ。宇水戦の爆笑顔もちょっと欲しかったかも。
各部位など。衣装は警官服なのでデザインはシンプル。細身で長身の体格も違和感なく造形され、服のしわなどもリアルでした。
腰回り。
腕や足。この辺も原作のイメージ通り細身。袖やズボン横のラインなども正確に塗装されてました。
背中。
鞘は軸接続ですが、取り付ける部分の裾が軟質素材なので可動域的にはボールジョイントと変わらず。柄はいつも通り取り外し可能。
オプション。
日本刀。こちらも刀身や柄など丁寧に塗装されてました。
ボーナスパーツとして剣心用の叫び顔パーツも付属。
ただ目や口の形などちょっと違和感がある感じで出来はいまいちでした。
剣心と。新月村での2人が並んで歩くコマを見ると実際はもっと身長差があるようですが、大体はイメージに近いサイズ差で再現されてました。
適当に何枚か。
可動は最新のアニメキャラアーツの作りが踏襲されていてかなり良好。肩回りもよく動き、悪・即・斬のポーズもほぼそのまま再現可。
牙突の構えもほぼそのまま再現可。原作だとこのシーンの時は刀が伸びてるように描かれてるのでちょっと短く感じますが。
突進。首腰もしっかり回転可能。
裾は軟質素材なので脚も高く上げることが可能。
正真正銘の牙突の構え。親指を立てた持ち手も付属。
各関節の硬さも最近の物同様丁度良かったです。
牙突零式。
「お前の全てを否定してやる」。
剣心と対決。
終わり。以上、S.H.フィギュアーツ 斎藤一のレビューでした。
普通に考えるとるろうに剣心シリーズの第二弾は左之助になりそうなものですが、何か事情があるのか斎藤一が先に発売。
プロポーションは最近のアニメキャラアーツ同様安定しており、独特な髪形も上手く作られていて顔の再現度も概ね良好、可動も全体的に良く、満足度の高い出来に仕上がってました。
剣心が徐々に値下がりしつつあるので、こちらも待っていればそうなりそうな感はありますが、当時からの原作ファンなら、牙突ポーズの再現など、遊んでいてかなり楽しいフィギュアになっているのでオススメです。