
頭部を構成するパーツ群です。


写真左:黄色い方のアンテナパーツは、目の透明パーツのベースも兼ねています。フリーダムガンダムの目は黄色なので、成形色を活かした仕上げも可能だと思います。
写真右:マスクの「へ」の字スリットは開口されていて、ベースとなるパーツのダークグレー成形色がすき間から見えるようになっています。

頭部のインナーパーツに各ブロックを取り付けます。
目の部分にはRGではおなじみの「目だけ・目と黒い縁取り・黒い縁取りだけ」の3種類のシールが付属しています。筆者は透明パーツをダークグレーで塗装し、「目と黒い縁取り」のシールから目の部分だけをナイフで切り取ったものを貼りました。でも、目の部分も塗装した方が男前に仕上がると思います。
マスクの両サイドのグレー部分はフレームと同じダークグレー成形色ですが、個人的に色が濃すぎると思ったので、もう少し薄いグレーで塗装しました。あと、頭頂部のカメラはガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」で塗装しました。




完成した頭部。MGキットではヘルメットの形状を含め丸顔にアレンジされていましたが、RGではよりフリーダムらしい形状になっていると思います。


頭部を本体に取り付けた状態です。
ガンダム本体が完成したところで、可動範囲を確認してみることにします。
まずは股関節の移動機構から。

「ガンダムのこんな姿は見たくもないなぁ(リュウさんの声で)」
脚を大きく開くか取り外すなどして作業をしやすくしてから、黄色い線で囲ったロック部分を下に引き下げて解除します。

ロックを解除した状態です。

股関節基部を下に向かって回します。この可動部は保持力が高いので、いちいちロックを掛けたり解除するのが面倒な場合は、解除したままでも良いかもしれません。

股関節を下げてからロックを掛けた状態です。


股関節を下に下げることにより、レール砲基部のフレームと太もも上部との干渉が減るため、脚を大きく前に振り上げるようなポーズが取れるようになります。片ひざ立ちも、このようにできます。

腰フロントスカートアーマーとの干渉がどれだけあるかを確認するため、あえて左脚をまっすぐ前にあげていますので、見る角度によっては不自然な姿勢に見えますが…。
各スカートアーマーとの干渉を避けるように脚を上げれば、もっと自然な姿勢で片ひざ立ちさせることもできると思います。

あぐらで座らせることも可能です。足首周りの装甲があるため、少し傾きますけど(笑)。

肩関節基部は前後と上方向にスイング可能です。


肩アーマーが大きいロボットプラモは腕を前に振り上げると、肩アーマーが下に回り込んで格好悪くなる場合が多いですが、このキットは肩関節基部の自由度が高いため、肩アーマーの向きを下げることなく腕を上げることができます。
次は武器の組み立てです。

右側の「クスィフィアス」レール砲を構成するパーツ群です。

可動部のほとんどがABS樹脂製の軸や軸受けですので、小スケールながら保持力は高いです。

レール砲の展開状態と収納状態。

腰の両サイドに突き出たフレームにレール砲を取り付けます。

レール砲の射撃形態。可動指タイプのハンドパーツを組み立てていないので、グリップは握らせていません。

レール砲の基部は内外両方に傾けることが可能です。


レール砲を収納した状態です。これまでの全身写真ではオーソドックスなガンダム体型でしたが、腰の両サイドに長いスカート状のパーツが付いたため、シグーやディンに近いシルエットになりました。ガンダムでありながらザフト製であることを感じさせる、説得力のあるデザインだと思います。カッコイイぞ!!