胸像という視点でMSを精緻に造形、発光機構やクリア外装といったギミック面も楽しめる人気ガシャポンシリーズ「MSメカニカルバスト」。今回発売となるのは第5弾のガンダムエクシア（トランザムカラー）！ 第2弾のガンダムエクシアをベースに、トランザムカラーの真紅へと色を変更しています。
本弾もカラーver.、メカニカルクリア、そして内装メカの3種がラインナップ。それぞれトランザムカラーに合わせた仕様変更が行われており、通常弾とは異なる魅力やギミックを備えました。それでは早速、各アイテムを製品サンプルにてレビューしていきましょう。
なお、本弾からはブラインドボックスによる箱売り版もリリーススタート！ 販路が増えてより入手しやすくなりました。箱もフルカラープリントでクールなデザインです。
ガンダムエクシア トランザムカラー 外装（カラーver.）
ガンダムエクシア トランザムカラー 外装（カラーver.）は、トランザム状態での赤いGN粒子の輝きに包まれたカラーリングを再現。内部フレームもかなり赤に振ったブラウンとなっています。胸部GNレンズは鮮やかなグリーンで、赤に包まれた本体の中で一際目を引くポイントに。鮮やかながらもまとまった調色は匠の仕事です。
頭部GNレンズは大きく空洞となっており、外装のカウル感が見て取れるストレンジな構造に。
胸部GNレンズには型式番号とソレスタルビーイングの文字がプリントされています。
ガンダムエクシア トランザムカラー 外装（メカニカルクリア）
メカニカルクリアは外装一式がクリアに。無色透明のクリアではなく、トランザムをイメージしたピンククリアとなっています。装甲が重なる部分はより濃いピンクとなり、独特の風合いは通常カラーとは異なったものに。通常カラーと組み合わせてもよし、塗装してもよしのカラーバリエーションです。
胸部グラビカルアンテナは可動して表情づけに貢献。頬当てに透けるマスクも見どころです。
後頭部のセンサー部は大きく切り欠が入っており、内部メカと組み合わせたときのデザインを重視した作りに。
内部メカ（ルミナスユニット（緑）同梱）
内部メカはフレーム部をしっかり造形し、頭部カメラアイはクリアグリーン、胸部GNレンズはクリアグリーンと無色クリアをあわせて質感の違いを再現。同梱されているルミナスユニット（緑）は緑のLEDとなっており、ここもスペシャルなつくり。胸や胸部に入るスリット状モールドも違和感なしです。
ルミナスユニット（緑）は本シリーズ初の緑発光を実現。十分な光量で過去弾とも組み合わせられるので、他の機体にセットしてみるのも楽しそうです。
脇腹にはエクシアのデザインにおけるアイキャッチである、ベルトが造形されています。
内部構造はシリーズ共通のもので、ルミナスユニットは頭部と胸部に1個ずつセットできます。
今回は過去弾の通常ルミナスユニットと、本弾のルミナスユニット（緑）を組み合わせてレビュー。発光の違いもご確認ください。
それでは3アイテムを組み合わせます。カラーver.＋内部メカでトランザムカラーのエクシアが完成。側頭部のGNレンズをはじめクリアパーツが入り、これぞエクシアといった表情に変化。重量も増えてずっしりとした手応えになります。
頭部にルミナスユニット（緑）を、胸部に過去弾のルミナスユニットを入れて発光。光がクリアパーツのディテールを引き立て、立体感が生まれます。
メカニカルクリア＋内部メカでは、装甲越しのディテールで極大の情報量を楽しめる仕上がりに。グリーンとピンクのクリアパーツの組み合わせも美しい。
ここでは頭部に過去弾のルミナスユニットを、胸部にルミナスユニット（緑）を入れて発光。胸部の光源を各所のクリアパーツが拾い、緑が照り返す幻想的な仕上がりに。
カラーver.とメカニカルクリアの両方を使った贅沢なセッティングが、本弾では特に映えます。GNレンズ全体が輝いているような表現はメカニカルクリアの恩恵、頭部の形状が締まるのはカラーver.ならでは……と三者の強みが活かせます。
周縁部をメカニカルクリアにしたGNレンズで、胸部の輝きも複雑で神秘的に。
部分的なメカニカルクリアで内部メカのディテールも一層映えます。
「MSメカニカルバスト05 ガンダムエクシア（トランザムカラー）」でした。カラーバリエーションながら、トランザムモードならではの魅力が詰まっており、内部メカもルミナスユニットが緑になったことで発光も変化。過去弾のエクシアはもちろん、ほかのメカニカルバストやルミナスユニット対応のガシャポンでも試してみたくなる嬉しい仕掛けです。通常版を引き継いだ、高い完成度のトランザム胸像。ぜひ部屋を暗くして発光をお楽しみください！
