■HGUC 1/144 RX-105「Ξガンダム(クスィーガンダム)」レビュー
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』より、「ハサウェイ・ノア」が乗る主人公機「Ξガンダム(クスィーガンダム)」がHGUCシリーズで初プラモデル化!
価格:6600円(税10%込) 発売:2021年4月
カトキハジメ氏の最新画稿により、劇中では26mを超える大型MSを1/144スケールで徹底再現。
ビーム・サーベル、ビーム・ライフル、シールドの各武装及びハンドパーツ付属。
ボディ背面のウイング、脚部側面のブレード、ミノフスキー・フライト・ユニットの展開可動を再現。脚部や大型パーツの変形により「MSフォーム」から「フライト・フォーム」への変形が可能。
劇場版閃光のハサウェイのアニメ化を迎え一新されたデザインもカッコイイ!
1/144スケールサイズながらボリューム感が凄いです。
取り敢えず、パチ組みで完成です(^^
ツインカメラのみシールを貼っています。
■付属品
■本体 MSフォーム
フロント
全高:約20.5cm(頭頂高:約18cm)
Ξガンダムを完全新規造形で再現。
1/144サイズながらかなりボリュームのあるシルエットとなっております。
今回アニメ化に際し原作に近いデザインに変更、プロポーションバランスやフォルムの再現は非常に優秀な印象です。
組立はパチ組みで約3~4時間位。
白色を基調としたカラーリングは胸部など大胆に白色で統一されていますね。
成型色はやや青味のあるホワイト。
ダクトや細部はシールで対応となるものの成型色による色分けも良好。
デフォルメが効いたバランスとなっておりますが誇張された異形さがカッコイイです。
リア
俯瞰
上半身
逆三角形のシルエット。二つの頭、胸部にもアンテナがあるのが特徴的。
原作に近いフォルムになっていますね。
なお、ランナーには頭部や胸部関係のパーツにおいて切り替えスイッチがあり、
バリエーション展開を想定していそうな感じです。
下半身
膝関節に合わせ目アリ。
頭部正面アップ
特徴的なマスク。
今回アニメ版ではガンダムフェイスじゃなくなっています。
ツインアイはシールを貼っています。
シールの下はグレーパーツですがクリアーパーツといった別パーツ化して欲しかった所。
滑らかなラインを描くアンテナの造形が特徴的。
頬当てが襟に干渉するので可動域はやや制限。
足裏のディテールも精密。
マニピュレータ
手首は結構大きく特徴的。
肉抜き穴が目立つのがちょっと残念。
可動範囲
赤角印はロール軸、黄色丸印はボール軸。
KPS素材を用いたポリキャップレスキットとなります。
多軸関節により広い可動域を確保。
摩耗がちょっと心配ですが関節保持力も良好。
肩関節がやや抜け易いかなといった感じ。
肘、膝関節は約135度以上可動。
爪先の可動、仰け反りも可能でフライトフォーム、飛翔ポーズに効果的。
開脚
腰の回転にやや制限が掛かるのと、肩が上下に動かないのが注意点。
その分フライトフォームは安定。
肩装甲
変形機構を備えている為に可動ポイントが多くアクションさせる際にも効果的。
肩は前後にスイング可動。
またビーム・サーベルの基部も可動します。
※サーベル根元の軸は細いので破損注意。
肩装甲展開
肩装甲展開
ただし腕部の可動にやや制限。
肩装甲の位置が胸部の高さで固定されるので腕はあまり上がりません。
スタビライザー
左右それぞれにスタビライザーは可動ポイントが3箇所あり展開が可能。
スタビライザーは最中構造で合わせ目アリ。
基部にも回転軸があり広げる動きが可能。
変形時に着脱する事が出来るせいか、ややグルグラする感じで保持性は低め。
■武器装備
フロント
標準武装のビーム・ライフルとシールドを装備。
アニメ用設定画はカトキハジメさんですが原作をデザインした森木靖泰さんのラインを彷彿させます。
今回アニメ版ではガンダムらしいトリコロールを極力排したデザインが特徴的。
森木さんの初期設定に近い感じですね。
武装の着脱は楽。
リア
ビーム・ライフル
モナカ構造で合わせ目アリ。
グリップ力は良好
シールド
ほぼ単色ですが細部の色分けはグレーのシールで対応可能。
腕部のジョイントは基部においてスライド可動、回転が可能。
腕との固定は良好。
ビーム・サーベル
νガンダムと同じく両端からビーム刃を発振可能。
個体差か下のエフェクトパーツがやや抜け易い感じですがグリップ力は良好。
ビーム・サーベルグリップはモナカ構造で合わせ目アリ。
※サーベル根元の軸は細いので破損注意。
ファンネル・ミサイル
腰部リアアーマーにはファンネル・ミサイルの造形を再現。
取り外しは出来ません。
セット版ではファンネル・ミサイル&エフェクトが付属。
・HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム(クスィーガンダム)VSペーネロペー ファンネル・ミサイル エフェクトセット(Amazon)
腕部、膝装甲にも造形を再現。
フライト・フォーム
一部パーツの差し替えでフライト・フォームを再現可能。
変形過程
まず爪先左右の翼を一度外して組み替え後、脹脛の翼と爪先を畳みます。
肩装甲を展開。スタビライザーは外して置きます。
ビーム・サーベルを畳み、肩装甲を展開。
差し替えパーツでスタビライザーを固定し、フライト・フォームの完成です。
■フライト・フォーム
フロント
ミノフスキー・フライト・ユニットを搭載した肩アーマーとスタビライザーを展開する事でフライト・フォームに変形可能。
シンプルな構造なので変形も簡単で、関節安定性も概ね良好。
劇中でどのように活躍するのか楽しみですね。
リア
比較画像(画像サイズは大き目)
「HGUC Ξガンダム」「HGUC ペーネロペー」「EG ガンダム」を並べてみて。
真ん中にはEG 1/144 ガンダムを置いてサイズ比較。
この時代のMSは恐竜的進化を辿るMSですがかなりボリューム感があります。
迫力が凄い!(^^
以下、適当に。
「現実は、単純じゃない」
「人の犯した過ちは、マフティーが粛清する!」
「私はマフティー・エリンだ!
諸君を無駄死にさせる意思はない!この機体に接触しない様警告する!」
「閃光のハサウェイ」より、Ξガンダムが初キット化。
幾つかの立体化を果たして来ましたが、今回はガンダムらしい記号を極力廃し原点回帰しつつもより洗練されたデザインになっている印象。
新しくなったカラーリング、プロポーションバランス、誇張されたフォルムの再現性が最高に格好良く素晴らしいですね。
細部はシールで対応となるものの成型色の発色も良く、色分けは良好。
可動域は肩アーマーが干渉するのでやや制限されますがアクションポーズは十分。
ポリキャップレスキットとなっているのが特徴的で、経年による摩耗は心配ですが大型のMSながら関節保持力は良好な感じ。
目立つ合わせ目はスタビライザー、膝関節、ビーム・サーベル、ビーム・ライフルとやや消し難い箇所に存在。
ビーム・サーベルの軸は細いので破損させない様にするのが注意点。
気になった点としてはハンドパーツの肉抜き穴が目立つ所でしょうか。
武装はシンプルながらフライトフォームへの変形などプレイバリューは十分。
迫力満点でカッコイイ出来になっていると思いました。
バリエーション展開は想定していそうなので従来のデザインの物等どうなるのかも気になる所ですね。
以上、
HGUC「Ξガンダム(クスィーガンダム)」素組みレビューでした。