皆様こんにちは。気分は〝ポーンA1〟な、企画・開発のカンノです。
商品化の発表以来、続々と反響をいただいております、プラモデル版「MARUTTOYS TAMOTU(マルットイズ タモツ)」。
今回のブログ第3回では、「TAMOTU」をデザインした「MARUTTOYS」のMiZ(水野功貴)さんと、プラモデル版「TAMOTU」の開発*行状況の、2点をご紹介したいと思います!
(前回までのブログはこちらです↓)
「MARUTTOYS」の世界と、MiZ(水野功貴)さん新*気鋭の造形作家で、アーティストのMiZ(水野功貴)さんは、ディーラー名「MARUTTOYS」として、ワンダーフェスティバルなどのイベントやツイッターを中心として、オリジナルロボットのデザインとその造形などで活躍されています。
※以下、画像はクリックすると拡大します。
■ディーラー「MARUTTOYS」の、ワンダーフェスティバルでの出展風景。
Photo by Miz
「MARUTTOYS」の世界設定では、近未来のハイテク企業「ATARASY社」が開発した「TAMOTU」をはじめとしたロボットたちが、社会生活の様々な場面で活躍している様子が描かれています。
■「ATARASY社」のメインAIルームと、巡回中の警備ロボット「MAMORU(マモル)」
また、「TAMOTU」の他にも、数多くのオリジナルデザインのロボットが発表されていて、3Dプリンターで立体化された作品や、ガレージキットとして商品化されたものがあります。
■卒業制作でのオリジナルロボット「BIGEGG」(3Dプリンター製試作モデル)。
■月面開発用の可変重機「TATERU(タテル)」 (CG)。
■人の搭乗・運搬も可能な、巡回警備ロボット「NOSERU(ノセル)」(CG。ガレージキットも発売)。
ご紹介したロボット以外にも、数多くのデザインが発表されている「MARUTTOYS」の世界。これらのオリジナルロボットたちも、「TAMOTU」と同様、今後ぜひプラモデル化していきたいですね。
また、「Episoze(エピソーズ)」さんのサイトでは、「メカトロウィーゴ」のデザイナーとして知られる「モデリズム」の小林和史さんと、「MARUTTOYS」のMiZさんの対談が掲載されています。
お二人の造形作家としての活動や、オリジナルロボットについてのビジョンが分かる貴重なインタビューとなっていて、とてもオススメの記事です!
2)プラモデル版「TAMOTU」の開発状況現在、プラモデル版「TAMOTU」の開発は着々と*行中です。
ここではその開発作業がどのように*められているのかを、皆様に具体的にご紹介したいと思います。
■コトブキヤ本社の打ち合わせスペースでの一コマ。
プラモデルを開発・製造する場合、まずはその基になるCADデータを作成するところから始まります。
(ちなみにプラモデル版「TAMOTU」のCADデータは、ガレーキット版のデータを基にして、デザイナーのMiZさんご自身によって作成されています)
■ガレージキット版と、プラモデル用CADデータの比較画像。画像の赤丸の部分は、追加された3.0mmジョイントの一部です。
CADデータが完成したら、製品の仕様をまとめた資料と一緒に、中国の提携工場に送ります。
ここから本格的に、プラモデルとしての開発作業が始まります。
■「TAMOTU」の開発用資料の一部。商品のパーツ分割や、可動部分・ギミックなどの基本的な仕様をまとめた資料で、いわゆる〝商品仕様書〟というものです。
これらを受け取った中国工場の担当者は、プラモデル製品としてのパーツ内部の形状の作成や分割など、CADデータの加工と修正を行っていきます。
■元のデータは、パーツがムクのかたまりだったり、肉厚のある状態ですが…
■画像のように加工されます。パーツの内側の設計や分割が追加されているのがわかるかと思います。
この工程を、コトブキヤと中国工場の担当者で何度かキャッチボールをしながら*めていきます。
CADデータの加工と修正が終わったら、次はパーツをランナーに配置していきます。
■画像はランナー配置図と呼ばれるものです。皆様がよくご存じの、プラモデルのランナーの状態になってきました。
ランナー配置図はCAD上でも作成され、この作業が終わるといよいよ、プラモデルを成型するための〝金型を彫る〟という工程に*んでいきます。
……さて今回のご紹介はここまでですが、現在、「TAMOTU」の金型製作は絶賛*行中です! 近々皆様には試作段階の成型品(テストショット)をお見せすることができるかと思います。
最後にこちらの画像を。
こちらが、「TAMOTU」の配色決定稿になります。
ライトやタイヤに色がついたことで、今までご紹介してきた「TAMOTU」のCGよりも、よりリアルで完成されたイメージになりました!
このCGを基にして、パッケージや製品ページに使用される塗装完成品が作成されることになります。
そして…
高級感あふれる、〝ブラックカラーVer.〟も同時展開予定です!
いかがだったでしょうか。
次のご紹介では、「TAMOTU」の発売時期や、より詳細な情報をお伝えできる予定ですのでお楽しみに!
それではまた。
企画・開発:カンノ
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