魂ストア限定商品「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムバルバトスルプス -STORE LIMITED EDITION-」発売記念インタビュー 企画担当者 降籏

魂ストア限定商品に「METAL ROBOT魂」シリーズ「ガンダム・バルバトスルプス」が登場！

企画担当者の降籏さんに本商品のこだわりポイントや商品化の経緯を伺ってみた。

―TAMASHII NATIONS STORE TOKYOスタッフ「コムラ」です。

前回、商品情報公開に併せて商品レビューをさせていただきました。

今回は本商品についてお聞かせ頂けますと幸いです。よろしくお願いします。

降籏：コレクターズ事業部 企画担当の「降籏」です！よろしくお願いします。

－魂ストア限定品としては初となる「METAL ROBOT魂」のブランド説明をいただけますと幸いです。

降籏：METAL ROBOT魂は、ダイキャスト素材による重厚感を持つ『超合金』と、ロボットを愛する心から生まれた『ROBOT魂』、TAMASHII NATIONSの誇るダブルネームの融合により誕生したブランドになります。フィギュアの各所にダイキャスト素材が使われており、金属の質感と重量感が特徴です。また、メッキやタンポ印刷といった多彩な彩色表現が施されています。

－魂ストア限定商品に「ガンダム・バルバトスルプス」が選ばれた理由をお聞かせください。

降旗：『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が2025年に10周年を迎えることもあり、TAMASHII NATIONS STORE TOKYOでの展示イベント「GUNDAM FIGURE EXHIBITION」の開催に合わせて商品化の提案をさせていただきました。

2023年9月に開催された「ROBOT魂 15th Anniversary EVENT」のイベント開催記念商品として「METAL ROBOT魂 ＜SIDE MS＞ ガンダムバルバトスルプスレクス -Limited Color Edition-」を、翌年2024年6月発送商品として「METAL ROBOT魂 ＜SIDE MS＞ ガンダムバルバトス(第1～第4形態)」を展開しており、バルバトスの全形態を揃えたい方、METAL ROBOT魂を最近知っていただいた方にもお手に取っていただけるよう選定いたしました。

※イベント開催記念商品「METAL ROBOT魂 ＜SIDE MS＞ ガンダムバルバトスルプスレクス -Limited Color Edition-」

※2024年6月発送商品「METAL ROBOT魂 ＜SIDE MS＞ ガンダムバルバトス(第1～第4形態)」

－「METAL ROBOT魂」ブランドで「ガンダム・バルバトスルプス」を作るにあたり、いかにアプローチして立体化を進めたのでしょうか。

降旗：METAL ROBOT魂の『鉄血のオルフェンズ』シリーズとしては第一弾の「ガンダム・バルバトスルプスレクス」で固めたコンセプトを引き継いで、2021年に商品化して人気を博した「ガンダム・バルバトスルプス」をベースとしています。

荒々しい迫力ある戦闘シーンが『鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツの魅力と捉え、劇中作画を立体物として追求する事を最大のコンセプトにしています。 

その為設定画をベースにしつつも、ポージングさせた際に歪んだような外連味のあるシルエットが表現できるように設計しています。ガンダム・フレームという『鉄血のオルフェンズ』特有のMS設定に正面から向き合うべく、当時としてはシリーズ最高レベルのダイキャスト比率で商品化しました。

－2021年発売の「METAL ROBOT魂＜SIDE MS＞ ガンダムバルバトスルプス」制作の際、「ガンダム・バルバトスルプス」のデザインを担当した鷲尾直広氏に造形監修をしていただいたかと思いますが、当時の様子を是非お聞きしたいです。

降旗：鷲尾直広氏には上記で述べた「劇中作画を立体物として追求する、歪んだような外連味のあるシルエットを表現する」コンセプトをご理解頂いた上で設定とのバランスを纏める、通常の監修作業より難しい作業をお願いしました。

－塗装面での拘りやポイントなどお聞かせください。

降旗：今回のバルバトスルプスでは塗装工程が800工程以上あり、頭部のツノや各部スリット部に施された金色や膝のグリーン部分もメタリック塗装をしています。またマニピュレーターの指先のネイル部分も細かな箇所ではありますが、塗装にて色分け再現しております。

ダイキャスト部分においても電解メッキを施しており、ヒジ関節を見るだけでも中央シリンダー部分のシルバーと両サイドのブロンズがかった色など複数の色で表現しています。

足の爪先も光沢のある黒で塗られていて、全体通して見ると通常の金属カラーだけではなく、様々な素材を使用して作られているような、よりリアルな表現になっていると思います。

－武装類の付属品につきまして

降旗：TVシリーズ第2期の、バルバトスルプス初登場時に空から降下して登場するシーンで装備していた「腕部200mm砲×2」と「ソードメイス」を付属しております。バルバトスルプスの登場シーンはいくつかありますが、初回の戦闘で巨大なソードメイスを振り回すルプスがとても印象的だったため、その戦闘シーンを再現できるセット内容となっています。

－今回一新された台座のデザインについて変更の理由をお聞かせください。

降旗：過去の台座では土煙を表現したデザインだったのに対し、新しい台座ではバルバトスルプスの特徴的な赤い装甲と合わせた色合いにしたいという気持ちがありました。先ほどの初登場シーンの話にも繋がりますが、これはバルバトスを起動する際にモニターに映し出される紋章で、今まで商品化の際にあまり使われてこなかった印象もあり、是非使わせていただきたくデザインしました。

－「ガンダム・バルバトスルプス」を手に取って感じてほしい点や、取ってほしいポーズなどありましたらよろしくお願いします！

降旗：はい！

TVシリーズ第2期の第26話の初登場時に相手を薙ぎ払う両手持ちでソードメイスを振るうポーズを再現しました！

広い可動域によってソードメイスを両手で持つこともできますし、支柱パーツを使うことで姿勢の低いポーズでも安定してディスプレイすることができます！勿論、素立ちポーズでも満足度の高い商品になっています！

－最後に、ユーザーへ向けてコメントをお願いいたします！

降旗：『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は個人的に学生の頃に見ていた作品で、登場キャラクターたちのドラマだったり、メカの設定をより深めているガンダム・フレームなどにロマンを感じていました。ルプスはバルバトスのバリエーションの中でも特に好きな機体なので、今回商品化出来て嬉しく思います！

「METAL ROBOT魂」の一番の魅力はダイキャストによる重量だと思っており、バルバトスルプスは歴代シリーズ商品のなかでもダイキャスト比率が高く、約150mmと手のひらサイズの商品ですが、手に持ってズッシリくる感覚は他商品にない魅力だと思っています為、ぜひお手に取っていただければと思います！