30MLの新ブランド、「30MP」の第一弾としてぼっち・ざ・ろっく!より後藤ひとりがキット化されました。
価格は4,840円です。
付属品は交換フェイス3つ(タンポ印刷顔1、デカール用のっぺら顔2)、交換前髪、ギター、ストラップ2種、交換スカートパーツ、
しゃがみ&座り再現パーツ、ジャージの下半身、空き瓶パーツ、エフェクター一式の他に
手首パーツも多数付属。
握り手や平手、ピース手といったおなじみのものに加えて
ピックを持った右手やギターのネックを握るための左手2種、それにボトルネック奏法用左手首も付属します。
また今回スカートパーツは軟質素材(TPE)が使われています。)
デカールは原作通り多彩な表情がありどれを貼るか迷います。
これだけ充実しているのは素晴らしいですね。
余剰パーツですが若干ジョイント類が余ります。
これは他に流用しても良いかも。
30MLの新ブランド、30MP(30 MINUTES PREFERENCE)の第一弾としてぼっち・ざ・ろっく!からぼっちちゃんこと「後藤ひとり」がキット化されました。
基本的に30MSに近い構造が採用され、組やすさや互換性が確保されているのですが
ぼっち・ざ・ろっく!という事でもちろんギターなども付属。
劇中の奏法や特徴的なポーズなども再現できる非常にプレイバリューの高いキットとなっています。
キットは30MSをベースにしていて関節構造などもそちらと同じです。
ですがほぼ流用部分は無く、30MSに比べると細身の体型でプロポーションは別物です。
服装は上半身が「結束バンド」のTシャツ固定となりますが下半身はジャージ姿も選択可能。
スカートは立ちポーズ用だと2種類あり、こちらは翻った状態のスカートパーツ。
広がっているため動きをつけるのに便利です。
そしてジャージパーツ。
下半身を丸ごと交換してジャージ姿を再現します。
こちらも通常の脚部同様細身の造形となっていました。
また劇中通りジャージ+スカートという組み合わせも可能です。
キットの配色ですが元がシンプルな分成型色でしっかり再現されています。
Tシャツの結束バンドロゴまで別パーツ化されているのは良いですね。
頭部アップ。
前髪が目にかかったピンクのロングヘアを再現しています。
今回タンポ印刷の顔は2種類のみとなっていてこちらは通常顔です。
タンポ印刷はクッキリ印刷されていて特に汚れなどはありません。
ロングヘアですが30MSと同じタイプで根本に可動軸があり跳ね上げが可能。
髪留めはクリアパーツが使われていますが小さい上に向きがあるので紛失などには注意が必要です。
フェイスパーツですが30MSと共通のフォーマットとなっています。
交換フェイス(タンポ印刷)は本気を出したような表情。
口腔内は別パーツ化されています。
交換前髪を取り付けると俯きながらギターを弾くポーズにマッチした形状になります。
その分通常時に付けると違和感が出る形です。
デカール用ののっぺら顔は2つ付属。
大量に貼るので何を貼るか迷いましたが現実逃避などで大きく崩れたデカールを選びました。
のっぺら顔が足りないので他のも流用できるかなと思い、余っていた30MSのフェイスパーツ(カラーB)を使ってみましたが
微妙にラインが異なり頬周りがシュッと細くなっているので完全な互換性は無く若干違和感のある感じになってしまいました。
上半身はシンプルなTシャツ姿ですがシワも細かく造形され立体感があります。
結束バンドのロゴは別パーツで再現。
ただ流石にクッキリ文字を浮かび上がらせたい場合は塗装が必要です。
結構隙間もあるので、白いパーツに黒をざっくり塗って溶剤などで「結束バンド」ロゴ部分を拭き取る方法が手軽そうです。
腕部は30MSに近い構造。
肌のパーツは合わせ目が出ません。
また好みで結束バンドを取り付ける事も出来ます。
スカートは軟質パーツなのでタイトな通常スカートでもある程度動きに追従させる事が出来ます。
股関節も30MSと同じタイプで上下にスイングが可能。
脚部はどちらも同じ作りですが通常脚部の方がやや足首が前後にスイングさせやすい印象。
もちろん肌の合わせ目は出ませんしジャージも基本的に縫い目部分に合わせ目が来ます。
ただアキレス腱の少し上あたりは横に分割線がありました。
靴ですが裏面にもしっかりディテールあり。
またローファーはグロスインジェクションでツヤのある仕上がりです。
可動範囲ですが首や胴体のスイング幅が大きく肘も90度以上曲がりギターを構えやすいです。
肩の前後スイングはそれほど出来ませんが胴体の横スイングなどは十分可能。
下半身もスカートを交換すればかなり動き接地も抜群です。
付属の父からもらったギターを持たせて。
ギターですがかなり凝った作りになっていて少ないパーツ数でうまく色分けされています。
弦はモールドで再現されていました。
ストラップもPET素材で薄く仕上げられディテールも印刷されています。
エフェクターは流石に細かい塗り分けが必要ですが一部は分離可能。
リード線をそれぞれ装着してギターと繋げる事が出来ます。
ギターですが左手でしっかり掴めるという訳ではなく、
基本的にストラップで吊り下げ左手で補助する感じで完全に固定される訳ではありません。
そのため結構動いてしまいやすい部分はあります。
エフェクターのリード線は細めで自由に形状を変える事が可能。
ただ自分の物はちょっと抜けやすい印象でした。
手首もしっかりギター演奏用に造形された物でこのあたりも凝っています。
ピックは色分けされていないので少し塗ってあげると良いかも。
もちろん首も良く動き、専用の髪型もあるので俯いて演奏する姿もしっかり再現可能。
ジャージ姿の上半身もあれば良かったのですがそのあたりはバリエーションに期待ですね。
学園祭のライブで見せた「ボトルネック奏法」。
こちらは酒瓶パーツを専用の手首に持たせて再現します。
瓶パーツはクリアパーツでラベル部分はデカールでの再現です。
一応保持できるといえば出来ますが、簡単に取れてしまうのでポーズを付けてから瓶を持たせると扱いやすいです。
続いてしゃがみポーズを再現するパーツ。
腹部と太腿、足首が用意されていてジャージの脛パーツを組み合わせます。
このように組んでから上半身を接続します。
これでしゃがみ状態の再現が可能。
転びやすいですが一応自立可能なのは良いですね。
またこの状態でもギターを持てます。
ストラップは短い物があるのでそちらに交換します。
また一部ジョイントパーツを交換する事で座りポーズも可能。
胴体を曲がった物に交換する事で頭を抱えるようなポーズにする事も出来ます。
かなり多彩な姿勢が再現出来るのは凄いですね。
エフェクトパーツを使ってドラゴンボールパロディの再現っぽく。
ジャージの上半身が欲しくなります。
もちろん30MSと互換性がありフェイスパーツなども交換可能。
今回は多彩な表情デカールがあるので30MSに流用しても良さそうです。
また持ち手ですが軟質タイプなのでグリップエンドに返しがある武器も持てたりします。
軟質持ち手は是非通常の30MSにも付けて欲しいですね。
崩れた顔も多いので明るい笑顔のキャラに挟んで飾ったりしても良いと思います。
のっぺら顔はキャラにもよりますが今回これだけバリエーションがあるなら出来れば4つぐらい付けて欲しい所です。
30MSのリシェッタやツキルナとサイズ比較。
サイズはリシェッタより若干小さめ。
手足などは細身です。
以上30MP 後藤ひとり レビューでした。
新ブランドの第一弾となるキットですが、本体については30MSの構造を踏襲しています。
そのため互換性も確保されていてフェイスパーツなどの交換も可能でした。
ただ今回は付属品がかなり豪華になっていてジャージ姿を再現できる脚部パーツ+軟質スカート&しゃがみパーツがあり
様々なパーツを組み合わせる事で多彩なポーズが可能。
またギター&エフェクターも凝った出来で手首も手を抜かずしっかりギターを弾く姿が再現可能になっていました。
かなりプレイバリューの高い内容で素晴らしい出来のキットでした。
これからどのように展開していくのか楽しみなブランドですね。