
皆様こんにちは、田中ヒロ(@gsc_hiro)です。
只今、「超合体超人DXフルパワーグリッドマン」金型調整(トライ)の為、中国に来ております!
今回のメカモノブログは海外よりお送りします。
なので、これを書いている時点ではSSSS.GRIDMAN最新話をまた見れていない…(涙)
どんな展開になったのか気になりつつも、
せっかくなので、現地工場からの最新レポートをお送りします。
バトルトラクトマックス テストショット!

これまでのフログは、3Dプリンタ出力に着色してもので紹介してきましたが、
ついに成形品がアップ !
3Dプリンタ出力に比べ、成形品は仕上がりがカッチリしていてテンション上がります!
ランナーの山

これまでのフログは、3Dプリンタ出力に着色してもので紹介してきましたが、
ついに成形品がアップ !
3Dプリンタ出力に比べ、成形品は仕上がりがカッチリしていてテンション上がります!
ランナーの山
完成品玩具も、プラスチックモデルと同じように、金型からランナーに付いた状態で成形されます。
テストショットでは成型色もまだ仮のもので、黒だったりピンクだったり・・・
これをニッパーで切り落として、ひとつひとつパーツ組み上げていきます。(もちろん手作業)
金型調整(トライ)とは・・・
今回工場を訪問した目的は、「金型調整」の方向性を工場技術スタッフと共有することです。
金型調整は、モノづくりの過程で生産前の重要なポイント。
金型は3D設計データのまま彫り上げたら、それで完成!・・・ではなく、
これをニッパーで切り落として、ひとつひとつパーツ組み上げていきます。(もちろん手作業)
金型調整(トライ)とは・・・
今回工場を訪問した目的は、「金型調整」の方向性を工場技術スタッフと共有することです。
金型調整は、モノづくりの過程で生産前の重要なポイント。
金型は3D設計データのまま彫り上げたら、それで完成!・・・ではなく、
テストショットを検証して、金型を0.1~2mm単位で削ったり、盛ったりし、
また、テストショット → 検証 →テストショット・・・を繰り返して完成度を高めていくのです。
特に玩具としての、気持ちいいクリック感、程よい可動渋み、といった感覚的部分は
この過程で最終調整されます。
遊んでいて気持ちいい玩具は、この工程がしっかりしているからなのです。
企画や造形、設計と比べるとあまり馴染みのない、ある意味地味な工程なのですが、
ここでどれだけ詰められるかが、玩具としての完成度にかかってきます。
また、3Dプリンタの出力品は、成形されたプラスチックと特性が異なるため、
金型ができてはじめて検証できる箇所も多く、時には
大胆に、せっかく作った金型のパーツ彫り直し!!・・・(涙)
ということも判断しなければならなかったりします。
大胆な修正の一例

スカイヴィッター(パワードゼノン)拳部修正
製品としての安定感を増すために、一度金型を埋めて彫り直す修正をすることもあります。
バトルトラクトマックス腕収納部再検証
パワードゼノンの紹介記事でもお知らせしておりましたが、
バスターボラーとバトルトラクトマックスの合体は、パーツ差し替えによる再現。
3Dプリンタでの検証では
「パワードゼノンでの安定性確保のため、ドリル接合部の差し替えは必須」
という判断でした。

安定のため、ドリル受け部を深く設けなければならなない。
そうするとマックスグリッドマン時の腕と干渉し、収納が両立できなくなる。
でも、成形品で検証してみると想定よりも剛性があり、
ドリル受け部を少し削っても(青部分)、パワードゼノンが成立するのでは? という希望が・・・

ちなみに「パーツを削る=金型の金属部を溶接し再度切削する」修正なので、かなりヘビーな作業。

安定のため、ドリル受け部を深く設けなければならなない。
そうするとマックスグリッドマン時の腕と干渉し、収納が両立できなくなる。
でも、成形品で検証してみると想定よりも剛性があり、
ドリル受け部を少し削っても(青部分)、パワードゼノンが成立するのでは? という希望が・・・

ちなみに「パーツを削る=金型の金属部を溶接し再度切削する」修正なので、かなりヘビーな作業。
気軽に「ここ削って !」という単純さではありません。
工場スタッフが制作した検証試作↓


ちゃんと蓋がしまった !
検証試作なので、ここからヘビーな金型修正が待っているのですが・・・
快く引受けていただくことができました。(感謝)
ご紹介したのは検討箇所のごく一部ではありますが、
工場スタッフが制作した検証試作↓


ちゃんと蓋がしまった !
検証試作なので、ここからヘビーな金型修正が待っているのですが・・・
快く引受けていただくことができました。(感謝)
ご紹介したのは検討箇所のごく一部ではありますが、
一緒により良いモノを仕上げたいっ! という、国を越えても変わらない職人魂
で、この商品が作られていることが伝われば幸いです。
玩具づくりは、金型が上がってからが本番!
量産に向けて*化を続ける「超合体超人DXフルパワーグリッドマン」にご期待下さい!
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「超合体超人DXフルパワーグリッドマン」
初回版パッケージは【描きおろしによる特別スリーブ仕様】になることが決定!